スタッフブログ
直島を知りつくしたスタッフがおすすめ情報とアートの見どころをたっぷり紹介します!!
直島景 - 冬 -
2023/02/24
今回は冬の風景をご案内。
1枚目はこちら。
アートの島として有名な直島ですが、海産物の「ハマチ」や「海苔」の養殖も盛んです。
今回は海苔の養殖について少しご紹介。
海苔の養殖方法(海苔栽培用の網の設置方法)は、「支柱式」と「浮き流し式」の2種類があるらしく、直島のある瀬戸内海は浮き流し式で、10月くらいになると島の沖合に浮き球がたくさん浮かび始めます。上からみると大きな四角形です。
地中美術館のカフェの外やフェリーのデッキから海を見るとその様子がよくわかります。(奥にビル影が見えるのは高松です)
年が明けると、「初摘みのり」が出荷されその年の海苔の出来についての話しがでてきます。海苔工場の見学に初めて行かせてもらったときは、大きな機械で次々と出来上がる海苔の迫力に驚きました!機械だけでなく、最後は手作業でチェック、梱包し大切に出荷されていきました。
2枚目はこちら。
1月中旬以降、家プロジェクトのある本村地区を歩いていると、民家の周りに、ある一定の間隔で何かを燃やした炭が置かれていることに気がつきました。何かのおまじないでしょうか?
聞いてみると、お正月飾りを小正月にあたる1月15日前後に燃やす、「どんど焼き」ででた灰を置いているとのこと。災いを遠ざけるだけでなく、虫よけの効果もあるとか。
昔はどんど焼きも各地区で行われており、香川の風習に多い、みかんを焼いて食べることで1年風邪をひかないで過ごせるように願ったといいます。
まだまだ寒い冬の直島ですが、蝋梅や梅、水仙の花が満開を迎えていたり、すこしずつ、確実に春が近づいてきているようです。